年内にパソ子の17インチ化を何とか形に出来て、正月中にカウルを削ろうなどと企んでた年末でした。
皆さん明けましておめでとうございます。
気が向いたら更新する場末のブログにお越しいただいてありがとうございます。
本年もぼちぼちと更新してまいりますので宜しくお願いします。
年末の12/29、最初の予定より早く息子が大阪から帰って来られる事になり慌ててパソ子の部品で溢れた車庫を必死で片付けました。
帰宅したら息子の車を車庫に入れて、翌日の12/30の午後からゆっくりと親子3人で愛妻様の実家の能都町宇出津に向かいます。
能登爺ちゃん婆ちゃんとコロナ禍以来、久々にのんびり過ごして暮れて行く年末を味わって、年が明けました。
息子は正月2日から仕事なので大阪に帰らないとならないので、ホントはゆっくりして居たいけど元日の10時頃に宇出津を出ました。
実は宇出津に行った日の午前に里山海道で大きな事故があり、長い時間通行止めだったんですが自分たちが行った時には事故処理も終わって普通に通行出来たことを、宇出津で見たニュースで知ったんです。
そして、帰り道も何の問題も無く金沢まで。
息子に元日から営業してたドラッグストアで洗剤やら何やら買ってやり土産も持たせて大阪へと見送りました。
車庫が空いたので、バイクの横に立て掛けてあったスキーを台に乗せてワックスをかけます。
オラは面倒臭がりなので、以前やってた時からスプレーワックスを塗ったらコルクでゴシゴシ擦って馴染ませ、板の周りに着いた余分を拭き取ったら終わりです。
暫くこのまま置いておこう…
さて、愛妻様が晩御飯とかの買い物にアルプラザに行きたいと言い出したので、ステッピで出発!
ウチからは車で10分掛くらいですが、その道中でけたたましく携帯のアラームが鳴り響き、車を路肩に寄せて停車しました。
止めた時には電信柱が倒れるんじゃないか?と思うほど激しく揺れ、電線も千切れて車に落ちるんじゃ?と思うほど跳ね回ってます。
車も激しく左右に揺れ、助手席の愛妻様は左手を窓上のグリップ、右手で膝置きを掴んで頭をガラス窓に打たないようにしてます。
揺れてるうちにオラはテレビを付けました。
すると、NHKの女のアナウンサーが大きな声で津波です逃げて!と連呼していて石川県は全域で大津波警報が出ていました。
もう目と鼻の先にアルプラザがあるので、オラ達はアルプラザのスロープを車で登り屋上の駐車場へ向かいました。
2階の駐車場を横目で見ると、スプリンクラーが作動して消火液が吹き出している所が数ヶ所あり、泡混じりの液を浴びた車が中からスロープに出て来て、オラ達の前に出て先に登って行きました。
屋上駐車場に着き、ステッピを停めて取り敢えず車を降りて外に出ます。
どうやら到達までに20分はありそうです。
家に居る婆さんに電話を掛けて、車でアルプラザに来る様に言いました。
25分ほど経って日が落ちた頃に婆さんが無事に到着。
そこからステッピの中で3人でテレビを見ます。
能登は大変な事になってる様ですが…
ただただ、朝まで一緒に居た実家の爺ちゃん婆ちゃんが心配です。
実家は暴れ祭りを行う宇出津湾の目の前のお祭り広場の直ぐ側なんです。
爺ちゃんに電話を掛けましたが繋がらず。
大阪に向かっている途中の息子から電話が掛かってきました。
ウチの婆さんから聞いた家の中や、周りの状況を息子に伝えて今はアルプラザの屋上に避難してる事を伝えました。
暫く居ましたが、繰り返し来ていた強い余震も少し落ち着いて来たので、7時半頃に自宅に帰る事にしました。
スロープを降り下の階の婆さんの車を停めたフロアに行くと、天井の空調ダクト?が外れて落ちていました。
家までの道中はそれほど被害を受けた様な感じには見えませんでした。
車庫に入りました。
この時、スキーを台の上に横にした状態のままにしておいて良かったと思いました。
そのままだと、バイクに倒れてたと思います。
しかし、車庫の床の水勾配でバイクが引き戸までズルズルと後退してダブちゃんのナンバーが戸に当たって止まっていました。
車庫の向かいの家の石積みの塀は半分倒れています。
奥の家の石灯籠も倒れ、道路側に転がり落ちていました。
溶接作業台、キャスターのブレーキを掛けていなかったので、手前に走って行って青い婆さんのスイフトに当たって止まっていたのかもしれません。
帰宅した時は手前に迫り出していました。
アルゴンボンベも倒れていてレギュレーターが破損していました。
この辺は固定具を考えねばなりません、完全に自分の不注意です。
居間に上がると、食器棚のなかでカップが落ちてますが、扉が開かずにいたので酷い散乱は免れていました。
大した被害は無かった…と思っていたら、婆さんが庭の灯籠が倒れとる!と
見ると、隣の家との目隠しに立てた竹囲い風の樹脂フェンスに石灯籠が倒れ掛かってます。
次に余震が来たら囲い毎隣の偏屈爺さんの家に落ちてしまうかも。。。
それだけは阻止せねばならないので、バイク用のタイダウンやラッシングを使ってこれ以上灯籠が囲いを押さない様に補助的に引っ張りました。
2階の息子の部屋は引き出しが飛び出してます。
元日の夜にも関わらず電話に出てくれた造園業者さんが2日の朝イチに灯籠を回収に来てくれました。
手で持ち上げて庭の足元に降ろそうとしたけど、とても持ち上げられなかった灯籠の傘、見た目よりも重いですね。。。
スッキリ灯籠が無くなってしまいましたが、これで安心です。
ベランダから外を見ると…
斜向かいの家の屋根瓦が数枚起きてる様な?
ん?
こっちは棟瓦が崩れてる…
一応、ご近所さんに屋根の事を伝えておきました。
すると、隣の家のお爺さんが、アンちゃんちょっとこっち来てくれんか?
と言うので行ってみると、玄関先の石塀がグラグラになって一部残ってて、他の部分は倒壊していました。
この残った部分を庭に落として欲しいとの事。
結構重かったけど、何とか庭の方に倒しました。
その後、ステッピにガソリンを入れておいた方が良いだろうとスタンドに行くついでにホームセンターに行くと、灯油タンクを沢山抱えた人や、ブルーシートやロープを抱えた人がレジに並んでいました。
オラも、灯油タンク2つ追加しておきたかったんで、掴んでレジに並んでると場内アナウンスで『灯油タンクとブルーシートは売り切れました』と…
こんな事になるんやなぁ。。。
それからガソリンスタンドに行きステッピを満タンにしようとしたら、店員さんが20リッターまででお互いします!と…
そうか、こんな事にもなるんだなぁ。。。
ガソリンを入れたら、さっき買った灯油タンクに灯油を入れます。
こっちは制限が無くて、無事に満タンに出来ました。
その後、能登の爺ちゃん婆ちゃんとは無事に連絡が取れていて、宇出津の中学校に避難しながら家の片付けをしてるそうです。
幸いな事に親戚が近所に沢山いて助け合って居ると。
当時は電気も水も止まってた様ですが、電気が復活して掃除機も掛けられると婆ちゃんが言ってました。
津波も今の所大した事無かったらしい。
能登への道路が寸断されていて中々辿り着けない状況でしたが、もっと石川の広報誌の電子版で、道路状況が都度更新されていて、現在何とか時間は掛かりますが行ける様になりました。
爺ちゃん婆ちゃんに片付けの応援に行くと伝えますが、道中まだまだ危ないのとこっちは大丈夫!の一点張りで来る事を許してくれません。
これからは毎日電話して不足してる物など聞いて、近いうちに能登へ向かおうと思っています。
と言う事で、金沢もそれなりに被害を受けた所はありますが、我が家は無事でライフラインも整ってますし、車も動かせます。
とんでもない年明けになりましたが、皆さんも今年は色々な事に気を付けて安全に過ごしましょう。
パソ子のカウル削りやスキーは…
気が向いたらやりますわ。。。